”新しい未来をともに”最先端のがん治療を追求するがん治療専門クリニック ”新しい未来をともに”最先端のがん治療を追求するがん治療専門クリニック

希少がんrare-cancer

大細胞神経内分泌癌(Large Cell Neuroendocrine Carcinoma/LCNEC)は、肺癌全体の約3%を占める希少ながんで、非小細胞肺癌に分類される組織型のひとつです。増殖スピードが速く悪性度が高いという小細胞肺癌に似た特徴があり、平均発症年齢は約65歳、喫煙歴のある男性に多い疾患です。初期には自覚症状が乏しく、進行すると長引く咳、血痰、息切れ、胸の痛み、声のかすれ、体重減少、全身の倦怠感などが現れます。

本ページでは、大細胞神経内分泌癌の特徴や原因、症状、診断(画像検査・病理検査・免疫染色)、そして治療の選択肢についてわかりやすく解説します。治療を検討されている方やご家族が、いまの状況に合う選択肢を整理し、納得のいく方針を考えるための一助となれば幸いです。

  • 肺癌全体の約3%を占める希少ながんで、悪性度が高く再発しやすい
  • TP53・RB1などの遺伝子異常が高頻度で見られる
  • 手術後も再発リスクが高く、複数の治療を組み合わせることが重要

大細胞神経内分泌癌(LCNEC)とは

大細胞神経内分泌癌は肺癌全体の約3%しかみられない希少腫瘍です。LCNECが発生する臓器は肺が最も多く、約半数を占めています。

LCNECが発生する臓器は肺が最も多く、次いで消化器(膵臓や大腸、小腸などの消化管など)に発生することが多いがんです。

大細胞神経内分泌癌は神経内分泌腫瘍の一種と考えられています。ちなみに、神経内分泌腫瘍は、神経内分泌細胞から発生する腫瘍で、悪性度に応じて、小細胞癌、大細胞神経内分泌癌、非定型カルチノイド、定型カルチノイドに分類されます。この中で、大細胞神経内分泌癌は、小細胞癌に近い性質を持つ悪性度が高く予後不良の神経内分泌腫瘍と考えられています。

肺癌は「非小細胞肺癌」と「小細胞肺癌」の2つに分けられ、大細胞神経内分泌癌は非小細胞肺癌に属します。しかし、増殖スピードが速く悪性度が極めて高いという、小細胞肺癌によく似た特徴があります。

また、平均発症年齢は約65歳で、喫煙歴(タバコ)との強い関連があります。

肺に発生する大細胞神経内分泌癌は、初期段階では自覚症状が乏しいのが一般的です。がんが進行するにつれ、長引く咳、血痰、息切れ、胸の痛み、声のかすれ、体重減少、全身の倦怠感などの症状が現れます。

大細胞神経内分泌癌(LCNEC)の原因

大細胞神経内分泌癌の発生メカニズムは完全には解明されていませんが、喫煙(タバコ)との関連が非常に強いことが分かっています。患者様の多くは高齢男性で、長年の喫煙量(本数×年数)に比例して発症リスクが高まるのが特徴です。

また、遺伝子異常も発症原因に深く関わっていると考えられています。例えば、細胞のがん化を抑える「TP53」や「RB1」といった遺伝子の異常が高頻度で見られます。さらにこの両方とも同時に遺伝子異常が見られる方は、約40%(10人中4人程度)と報告されています。

また、一部の患者様では「STK11」や「KEAP1」の変異も確認されています。

これらの異常が重なることで、がん細胞が過剰に増え続け、極めて進行の速いがんになると考えられています。

大細胞神経内分泌癌(LCNEC)の診断

大細胞神経内分泌癌の診断は、画像検査と詳細な病理組織学的検査を組み合わせて行います。

画像検査では、CT検査で肺の末梢(外側)に比較的大きな塊(腫瘤)として発見されることが多く、PET-CT検査や頭部MRI検査を用いて全身への転移状況を調べます。

また、診断の最大の鍵となるのが病理検査です。大細胞神経内分泌癌は「細胞が大きいこと」と「ホルモンを出す性質を持つこと」の2つの条件を病理医が確認する必要があります。

一般的には、口から気管支鏡という細いカメラを挿入して腫瘍の一部を採取して病理検査を行いますが、小さな組織片では特徴を捉えきれないことが多く、手術で切り取った部分を詳しく解析して初めて病名が確定することも珍しくありません。

最終的には、特殊な染料を使って特定のタンパク質の有無を調べる「免疫染色」を行い、神経内分泌の目印(CD56、クロモグラニンA、シナプトフィジンなど)が陽性所見であれば病理診断上、確定診断できます。

大細胞神経内分泌癌(LCNEC)の一般的な治療法

大細胞神経内分泌癌の治療方針は、がんがどれくらい進行しているか(ステージ)や、患者様の体力・体調に合わせて決められます。

この病気は症例数が少なく、「どの治療が本当に効果的か」を確かめるための大規模な研究データがまだ十分にそろっておらず様々な治験も行われている状況です。

そのため実際の治療では、比較的データが蓄積されている非小細胞肺癌や小細胞肺癌の治療実績を参考にしながら、患者様お一人おひとりに合わせて慎重に治療方針を組み立てていきます。

早期の場合(まだ広がっていない場合)

大細胞神経内分泌癌の治療では、手術が最も重要な役割を果たします。ただしこの病気は、他の非小細胞肺癌に比べて、たとえ早期に見つかっても手術後に再発しやすいという特徴があります。

そのため手術だけで終わらせず、術後に抗がん剤治療(術後補助化学療法)を組み合わせることが勧められています。主に使われるのは「プラチナ製剤(シスプラチンなど)+エトポシド」という抗がん剤の組み合わせです。このような術後補助化学療法を行うことで、生存率が約58%→約88%まで改善したという報告もあります。

進行している場合・再発した場合

手術で取りきれないほど進行している場合や、再発してしまった場合には、抗がん剤を中心とした治療が主体になります。最初に選ばれることが多いのは、小細胞肺癌に準じた治療内容(プラチナ製剤+エトポシドなど)ですが、非小細胞肺癌向けの治療法が取り入れられることもあります。また近年では、一部の患者様において免疫チェックポイント阻害薬による効果も期待され始めています。

放射線治療について

放射線治療は、がんがそれ以上広がらないように抑えたり、症状を和らげたりする目的で行われます。がんが1か所にとどまっていても手術が難しいという場合には、抗がん剤治療と組み合わせる「化学放射線療法」が検討されます。

また大細胞神経内分泌癌は脳に転移しやすいという特徴があるため、転移が見つかった際の治療や痛みの緩和は、生活の質を保つうえでとても大切になります。

大細胞神経内分泌癌(LCNEC)における保険診療の限界

大細胞神経内分泌癌の保険診療では、手術・化学療法・放射線療法などを組み合わせて治療を進めます。

ただしこの病気は悪性度が非常に高く、早期再発しやすいという特徴があるため、標準治療だけでは長期的に病状を安定させるのが難しいケースも少なくありません。

実施できる化学療法の限界

大細胞神経内分泌癌は、最初の抗がん剤治療である程度の効果が見込まれますが、小細胞肺癌と同じように早期に薬が効かなくなり、再び進行するリスクが高いがんです。再発後の二次治療において、有効性が証明されたお薬の選択肢が限られている点は大きな課題となっています。

化学療法に伴う「きつい」副作用

治療に用いられるプラチナ製剤などは、吐き気、嘔吐、食欲不振、全身の倦怠感に加え、骨髄抑制(白血球や血小板の減少)による感染症リスクを伴う場合があります。特に高齢者や合併症を持つ患者様の場合、副作用により治療を続けることが難しくなるとともに、普段の生活を楽しく送れなくなる可能性があるため注意が必要です。

保険診療ではカバーしきれない再発・進行のリスク

大細胞神経内分泌癌は、手術で完全に切除できたと思われる場合であっても、短期間で別の臓器へ転移(遠隔転移)しやすい傾向があります。手術後に術後補助化学療法を行わない場合には10人に4人が、行えたとしても10人に1割程度は再発してしまうと報告されています。

大細胞神経内分泌癌で重要な新しい治療の考え方

大細胞神経内分泌癌では、現時点で最も重要なのは、「遺伝子異常の有無を調べること」と「免疫療法の適応を評価すること」です。

特にTP53変異やRB1変異は比較的高頻度とされ、標的治療の候補となりえます。また、免疫チェックポイント阻害薬が有効となる可能性もあります。これらの治療を組み合わせることで、治療効果を高めることが期待できます。

分子レベルの異常にアプローチする「核酸医薬(アプタマー・siRNA ・miR-34a mimic)」

近年、がんの発症や進行に関わる分子レベルの異常に着目した核酸医薬が注目され、研究・臨床応用が進んでいます。当院では、根本的な原因に直接作用することが期待される「アプタマー」「RNA干渉を利用した核酸医薬(siRNA など)」「miR-34a mimic」といった核酸医薬を、新たな治療の選択肢として提供しています。

アプタマー核酸医薬は、がんに特有に発現している異常なタンパク質に結合し、その働きを抑えてがん細胞の増殖を抑制したり死滅させたりする治療薬です。一方、miR-34a mimic 核酸医薬は、がん化によって失われた体に本来備わる「がんを抑える力」を取り戻す治療薬で、がんの成長や増殖を止め、自然ながん細胞の死滅を促します。

がん中央クリニックグループでは、こうした分子レベルにアプローチする治療を提供しています。

欧米では、がんの部位ではなく遺伝子やタンパク質の異常に注目して治療法を決定する研究や臨床試験が行われています。日本では一部の遺伝子レベルの治療が保険適用となっているものの、国際的にはやや遅れをとっている状況です。がん中央クリニックグループでは、いち早く遺伝子レベルの異常に焦点をあてた診察・治療を導入しています。

「アプタマー核酸医薬」や「miR-34a mimic 核酸医薬」治療をオススメする患者様

アプタマー核酸医薬」や「miR-34a mimic 核酸医薬」は、大細胞神経内分泌癌のほとんどの患者様にお選びいただける治療法です。

以下では、どのような患者様に効果が期待できるのかを解説します。ご自身の状況に照らし合わせてご検討ください。

治療方法がない、標準治療では治療困難な患者様へ

大細胞神経内分泌癌では、病状や体力、副作用などの理由で、保険診療の標準治療だけでは選択肢が限られることがあります。そうした場合でも、がんに関わる分子レベルの異常に着目する核酸医薬は、標準治療とは異なるアプローチで治療を提供することが可能です。

核酸医薬(アプタマー・miR-34a mimic)は目立った副作用が現れにくく、「体力がないため抗がん剤はできません」などと説明された方でも、治療の提案が可能です。

さらに、まだ治療ができる体力があるにもかかわらず選択肢がなくなり、緩和を勧められている方にとっても、新たな治療の選択肢として検討いただけます。

がん中央クリニックグループでは、核酸医薬を含め、様々な治療を組み合わせながら患者様の状態や疾患に応じて、患者様一人ひとりに合わせたテーラーメイドによる治療を提案、提供しています。

保険診療(標準治療)との併用で相乗効果が期待

核酸医薬(アプタマー・miR-34a mimic)は、化学療法などの薬物療法や放射線療法と併用でき、相乗効果が期待できます。

なぜなら、化学療法はすでに増殖したがん細胞や産生されたたんぱく質に作用するのに対し、核酸医薬はがん細胞やたんぱく質が作られる前の段階に作用するからです。両者は攻撃するポイントが異なるため、組み合わせることでより高い効果が期待できます。

大細胞神経内分泌癌は肺癌の中でも悪性度が高いため、完治を目指すには複数の治療法を組み合わせることが重要です。標準治療(手術前後の抗がん剤治療を含む)を受けている患者様にも、核酸医薬の併用は選択肢となります。

再発を抑制、防止するため。手術前後のすべての患者様

大細胞神経内分泌癌は、手術を行っても再発しやすい疾患です。手術のみでは5年以内に約4割の患者様が再発するとされ、再発予防のために術後補助化学療法(抗がん剤治療)が勧められるケースがあります。

しかし、術後補助化学療法を実施しても再発する患者様は一定数おられます。また、抗がん剤には副作用があるため、体力に不安のある高齢の患者様や副作用が心配な患者様には実施が難しいこともあります。

こうした背景から、手術前後の患者様が核酸医薬(アプタマー・miR-34a mimic)を併用することは、再発リスクを下げる一つの選択肢となります。

治療継続可能な副作用

核酸医薬(アプタマー・miR-34a mimic)には目立った副作用が少ないことも特徴です。

特に、化学療法で起きやすい嘔気、食欲不振、倦怠感、脱毛、貧血、命に関わる副作用などはほとんど起こりません。副作用としては、一時的な微熱、頭痛、アレルギー反応などがあります。解熱鎮痛剤など薬物を使う場合もありますが、自然と改善する副作用が大半であり、治療を継続するのに支障をきたしません。

「体力面や仕事面で副作用の不安がある」「標準治療を続けながら副作用をできるかぎり抑えたい」といった方でも受けていただける治療となっております。

大細胞神経内分泌癌の完治を目指して保険診療と患者様に合った自由診療を組み合わせるのがおすすめ

大細胞神経内分泌癌は、適切に治療を行えば完治を目指せる疾患です。

発症要因の一つに遺伝子異常があるため、保険診療と核酸医薬(アプタマー・miR-34a mimic)、免疫チェックポイント阻害薬などを組み合わせる集学的治療が有効な選択肢となります。保険診療だけではカバーしきれない場合にも、これらの治療によって腫瘍縮小効果や再発抑制効果が期待できます。

がん中央クリニックグループでは、「アプタマー核酸医薬」や「miR-34a mimic 核酸医薬」をはじめ、患者様1人ひとりに合ったがんの自由診療を提案いたします。大細胞神経内分泌癌の患者様は、どのような状況の場合でも是非お気軽にご相談ください。

肺肉腫様癌(pulmonary sarcomatoid carcinoma/PSC)は、非小細胞肺がんの中でもまれな組織型のひとつで、肺原発悪性腫瘍全体の約0.3〜3%程度とされています。一般的な肺腺がんや扁平上皮がんと比べて悪性度が高く、進行が早い傾向があり、高齢の男性に多い疾患です。初期には無症状のことも少なくありませんが、咳、血痰、胸痛、息切れ、体重減少などをきっかけに見つかる場合があります。

本ページでは、肺肉腫様癌の特徴や原因、症状、診断(画像検査・病理検査・遺伝子検査)、そして治療の選択肢についてわかりやすく解説します。治療を検討されている方やご家族が、いまの状況に合う選択肢を整理し、納得のいく方針を考えるための一助となれば幸いです。

  • 肺がんの中でもまれで悪性度が高いタイプ(全体の約0.3〜3%)
  • 画像検査で腫瘤を確認し、病理検査や遺伝子検査で確定する
  • 遺伝子の異常の有無が治療方針の決定に大きく関わる

肺肉腫様癌(はいにくしゅようがん)とは

肺肉腫様癌のCT画像。右肺上葉に空洞を伴う大きな腫瘤(かたまり)が認められる。肺肉腫様癌ではこのように大きな腫瘍として発見されることが多い。
出典:Aichouni N, Kora C, Chbihi FZ, et al. Report of Two Pulmonary Sarcomatoïd Carcinoma Cases With Highlights on the Computed Tomography Features. Cureus. 2021;13(8):e16935.(CC BY 4.0)

肺肉腫様癌(pulmonary sarcomatoid carcinoma/PSC)は、肺にできる悪性腫瘍(肺がん)のうち、まれで悪性度が高い組織型のがんです。肺原発悪性腫瘍全体の約0.3〜3%程度とされ、一般的な肺腺がんや扁平上皮がんと比べて頻度は高くありませんが、高齢の男性に多い疾患です。

肺肉腫様癌は、一般的な肺癌と比較して進行が早く、再発や遠隔転移を来しやすい種類のがんとされ、予後不良なことが多い腫瘍です。特に診断時点で肺に限局せず進行している例も少なくなく、脳、骨、副腎、肺、肝臓などへの転移が問題となることがあります。

初期には無症状のこともありますが、病変が大きくなるにつれて、咳、血痰、胸痛、息切れ、発熱、体重減少、全身倦怠感などが出現します。腫瘍が胸壁や気道などの臓器に進展すると、疼痛や胸水貯留などによる呼吸器症状が目立つようになります。早期に切除できる段階で見つかれば根治を目指せる一方、進行例では治療が難しくなることがあります。

肺肉腫様癌の原因

肺肉腫様癌は、どのようにして発生するのか、まだ完全には解明されていません。ただし、ほかの肺がんと同じように、喫煙(タバコ)との関係があると考えられています。

また、このがんは、広がりやすさ(浸潤や転移のしやすさ)に関わる遺伝子(ゲノム)の異常が関係している可能性も指摘されています。

最近の研究では、「MET(メット)遺伝子」という部分に異常があるタイプが一定数見つかっており、この異常は治療の選択に関わる重要なポイントとして注目されています。さらに、30~40%の肺肉腫様癌がん患者さんに「KRAS遺伝子」異常が認められるという報告もあります。

そのため、日本肺癌学会が発行する肺癌診療ガイドラインでも、肺肉腫様癌を含む非小細胞肺がんに対して遺伝子異常の有無を調べる検査(ドライバー遺伝子検査)が推奨されており、肺肉腫様癌でもこうした遺伝子検査を行うことが重要と考えられています。

肺肉腫様癌の診断

肺肉腫様癌は、病院にて画像検査、病理検査、免疫染色、遺伝子検査を組み合わせて診断します。

まず胸部X線(レントゲン検査)や胸部CTで肺腫瘤の有無や大きさ、周囲組織への浸潤を確認します。必要に応じてPET-CTや頭部MRIなどを行い、リンパ節転移や遠隔転移の有無を評価して病期(ステージ)を決定します。

肺肉腫様癌を確定するためには、がんの組織を採取して詳しく調べる「病理検査」が重要です。 具体的には、気管支鏡検査やCTで位置を確認しながら組織を採る検査、または手術で取り出した組織を用いて診断します。

ただし、肺肉腫様癌は一般的な肺がんとは見た目(細胞の形)が異なるため、診断が難しいことがあります。そのため、「免疫染色」という特別な検査を行い、 がんの性質や種類(どのタイプの細胞からできているか)を詳しく調べます。これによって、似た病気(中皮腫や肉腫など)との見分け(鑑別)を行います。

さらに、がんが進行している場合や再発した場合には、治療を選ぶために遺伝子やタンパク質の特徴を調べる検査が重要になります。例えば「PD-L1」というタンパク質の量や、遺伝子の異常の有無を調べることで、どの薬が効きやすいかを判断する材料になります。

特に「MET遺伝子の異常(MET exon14 skipping変異)」があるかどうかは、治療方針に大きく関わる重要なポイントです。

肺肉腫様癌の一般的な治療法

肺肉腫様癌の治療は、がんの進み具合(ステージ)や体の状態、遺伝子の変化・特徴などをもとに決められます。

基本的には一般的な肺がん(非小細胞肺がん)と同じような治療が行われますが、肺肉腫様癌は抗がん剤や放射線が効きにくいことがあるため、治療方法の選び方がとても重要です。

 早期の場合(まだ広がっていない場合)

がんを取りきれる状態であれば、手術が最も重要な治療です。

肺の一部を切除し、周囲のリンパ節もあわせて取り除きます。 早い段階で完全に切除できれば、長く生きられる可能性(長期生存)も期待できます。

 進行している場合・再発した場合

手術が難しい場合は、薬による治療(薬物療法)が中心になります。

従来の抗がん剤は効果が限られることもありますが、 最近では免疫療法(免疫チェックポイント阻害薬)が効果を示すケースもあります。また、がんに特定の遺伝子の異常がある場合には、その異常を狙った分子標的治療(ピンポイントの治療)が使えることもあります。

放射線治療について

放射線治療は、がんの広がりを抑えたり、症状を和らげたりする目的で放射線を照射する治療です。

がんがある範囲に照射しますが、一般的な肺がんほど効果が高くない場合もあるとされています。

肺肉腫様癌における保険診療の限界

肺肉腫様癌に対する保険診療では、手術、化学療法、免疫療法、放射線療法などが行われます。

しかし、肺肉腫様癌はまれながんであり、一般的な肺癌に比べて標準治療のみでは十分な効果が得られにくい場合があります。

実施できる化学療法の限界

肺肉腫様癌では、従来の細胞障害性抗がん剤に対する反応性が低いことが報告されており、進行例では十分な腫瘍縮小が得られないことがあります。そのため、標準的な化学療法だけでは病勢コントロールが難しいケースも少なくありません。

化学療法に伴う「きつい」副作用

肺肉腫様癌に対する薬物療法では、使用するレジメンに応じて、食欲不振、吐き気、倦怠感、骨髄抑制、しびれ、皮疹、肺障害などの副作用が起こりえます。特に年齢が高い患者さんには影響が現れやすいです。

さらに、免疫療法では免疫関連有害事象に注意が必要です。

治療効果と副作用のバランスを慎重に見ながら進める必要があります。一般的な肺癌治療と同様、患者さんの体力や併存症によっては、十分な治療強度を保てない上に、日常生活が苦しくなる場合があります。

保険診療ではカバーしきれない再発・進行のリスク

肺肉腫様癌は、切除後であっても再発率が高く、手術を実施しても、約50%の患者さんは手術後5年以内に再発などで命を落としてしまいます。また進行例では局所再発や遠隔転移を来しやすい腫瘍です。そのため、治療後も定期的な画像評価と慎重な経過観察が欠かせません。

肺肉腫様癌で重要な最新治療の考え方

肺肉腫様癌では、現時点で最も重要なのは、「遺伝子異常の有無を調べること」と「免疫療法の適応を評価すること」です。特にMET exon14 skipping変異やKRAS遺伝子変異は肉腫様癌で比較的高頻度とされ、標的治療の候補となりえます。

また、肺肉腫様癌ではPD-L1高発現例が比較的多いことが報告されており、免疫チェックポイント阻害薬が有効となる可能性があります。ただし、すべての症例で有効とは限らず、遺伝子異常、全身状態、腫瘍量などを総合して判断する必要があります。

当院では、このPD-L1に対して外側からの無力化と内側からのmRNA分解を同時に行う「ハイブリッド免疫療法」も提供しています。

核酸医薬(アプタマー・miR-34a mimic)というがん治療の新しい選択肢

近年、がん治療全般において、分子レベルの異常に着目した核酸医薬の研究が進んでいます。

その中でも特に当院では、根本的な原因に直接作用することが期待される「アプタマー」「RNA干渉を利用した核酸医薬(siRNA など)」「miR-34a mimic」といった核酸医薬を、新たな治療の選択肢として提供しています。

アプタマー核酸医薬は、がんに特有に発現している異常なタンパク質に結合することで、その働きを抑えてがん細胞の増殖を抑制したり死滅させたりする次世代の治療薬です。

miR-34a mimic 核酸医薬は、がんになって失われた体に本来備わる「がんを抑える力」を取り戻す新しい治療薬であり、がんの成長や増殖を止め、自然ながん細胞の死滅を促します。

以上のような遺伝子レベルでの最新の治療薬をがん中央クリニックグループのクリニックでは提供しています。

欧米では、がんの部位ではなくどのような遺伝子やタンパク質異常があるか、ということに注目して治療法を決定する研究や臨床試験が行われています。

日本では一部の遺伝子レベルの治療が保険でも行われていますが、国際的には遺伝子レベルの治療において遅れを取っています。がん中央クリニックグループのクリニックではいち早く遺伝子レベルの異常に焦点をあてた診察・治療を導入しています。

「アプタマー核酸医薬」や「miR-34a mimic 核酸医薬」治療をオススメする患者様

核酸医薬(アプタマー・miR-34a mimic)は肺肉腫様癌のほとんどの患者様におすすめできる治療法です。

どのような患者様に効果が期待できるのかを以下に具体的に解説します。ぜひご自身のパターンに合わせて核酸医薬による治療をご検討ください。

治療方法がない、標準治療では治療困難な患者様へ

肺肉腫様癌では、病状や体力、副作用などの理由で、保険診療の標準治療だけでは選択肢が限られることがあります。そうした場合でも、がんに関わる分子レベルの異常に着目する核酸医薬は、標準治療とは異なるアプローチで治療を提供することが可能です。

核酸医薬(アプタマー・miR-34a mimic)は目立った副作用が現れにくく、「体力がないため抗がん剤はできません」などと説明された方でも、治療の提案が可能です。

さらに、まだ治療ができる体力があるにもかかわらず選択肢がなくなり、緩和を勧められている方にとっても、新たな治療の選択肢として検討いただけます。

がん中央クリニックグループでは、核酸医薬を含め、様々な治療を組み合わせながら患者様の状態や疾患に応じて、患者様一人ひとりに合わせたテーラーメイドの核酸医薬による治療を提案、提供しています。

保険診療(標準治療)との併用で相乗効果が期待

核酸医薬(アプタマー・miR-34a mimic)は、肺肉腫様癌への化学療法などの薬物療法や放射線療法と併用でき、治療効果として相乗効果が期待できます。

なぜなら、化学療法は産生された肺肉腫様癌の細胞やたんぱく質に作用しますが、「アプタマー核酸医薬」や「miR-34a mimic 核酸医薬」は、がん細胞やたんぱく質が産生される前段階に作用するため、肺肉腫様癌の細胞に対して作用するポイントが異なるからです。

そのため、核酸医薬(アプタマー・miR-34a mimic)は、抗がん剤治療などの薬物治療や放射線療法といった標準治療を行っている患者様におすすめできる治療法です。肺肉腫様癌の症例では、手術前や手術後も抗がん剤治療を行う場合がありますが、そのような患者様にもおすすめできます。

がんは放置していると大きくなっていくため、肺肉腫様癌では様々な治療法を組み合わせてがんを小さくすることが重要です。標準治療に加えて核酸医薬(アプタマー・miR-34a mimic)を併用することで、異なる治療手段から肺肉腫様癌の縮小を目指せます。

肺肉腫様癌は肺がんの中でも悪性度が極めて高いと言われています。そのため、完治を目指すためには様々な治療法を組み合わせて治療を行うことが重要です。

再発を抑制、防止するため。手術前後のすべての患者様

肺肉腫様癌が発見され手術を行った場合、5年以内に約半数の患者様が再発などにより命を落とすと報告されています。

保険診療ではこの高確率での再発予防目的に、術前化学療法や術後補助化学療法という抗がん剤治療が勧められるケースがあります。しかし、肺肉腫様癌には抗がん剤の効果が比較的乏しい上に、抗がん剤治療には副作用もあるため、体力があまり無い高齢の患者様や副作用が心配な患者様には実施できません。

したがって、肺肉腫様癌手術前後のあらゆる患者様は「核酸医薬(アプタマー・miR-34a mimic)を併用し、再発する可能性を少しでも低くすることが重要と言えます。

治療継続可能な副作用

核酸医薬(アプタマー・miR-34a mimic)には目立った副作用が起こりにくいです。特に、化学療法で起きやすい嘔気、食欲不振、倦怠感、脱毛、貧血、命に関わる副作用などはほとんど起こりません。

核酸医薬の副作用としては、一時的な微熱、頭痛、アレルギー反応(0.3%以下)などがあります。解熱鎮痛剤など薬物を使う場合もありますが、自然と改善する副作用が大半であり、治療を継続するのに支障をきたしません。

「体力面や仕事面で副作用の不安がある」「標準治療を続けながら副作用をできるかぎり抑えたい」といった方でも受けていただける治療となっております。

肺肉腫様癌の完治を目指して保険診療と患者様に合った自由診療を組み合わせるのがおすすめ

肺肉腫様癌は完治(治癒)を目指せる疾患であり、適切に治療を行うことが重要です。

肺肉腫様癌の発症要因の1つとして遺伝子異常があるため、保険診療と「アプタマー核酸医薬」や「miR-34a mimic 核酸医薬」を組み合わせることがおすすめです。

保険診療ではカバーできない場合には、「アプタマー核酸医薬」や「miR-34a mimic 核酸医薬」を行うことで腫瘍縮小効果や再発抑制効果などが期待できます。

がん中央クリニックグループのクリニックではこのような「アプタマー核酸医薬」や「miR-34a mimic 核酸医薬」をはじめ、患者様1人ひとりに合ったがんの自由診療を提案いたします。肺肉腫様癌の患者様は、どのような状況の場合でも是非お気軽にご相談ください。

骨肉腫は、10代の成長期を中心に発症しやすい悪性骨腫瘍で、進行が速く転移しやすいという特徴があります。膝や腕などの骨端部に多く発生し、痛みや腫れが初期症状として現れることも少なくありません。

本ページでは、骨肉腫の特徴や原因、診断の流れ、そして治療の選択肢についてわかりやすく解説します。治療を検討されている方やご家族が、納得のいく選択ができるようお役立てください。

  • 10代に多い進行の速い骨のがん
  • 手術や薬物療法に加え治療の選択肢が広がっている
  • 保険診療で限界がある場合も自由診療で対応可能

骨肉腫とは

骨肉腫(こつにくしゅ、オステオサルコーマ/osteosarcoma)は、骨にできる悪性腫瘍(骨腫瘍)の中で最も頻度が高く、特に年齢が10代の成長期の子どもや若年成人に多く見られるのが特徴の病気です。

骨を産生する細胞(骨芽細胞)ががん化し、異常な骨組織(未成熟な骨)を形成しながら増殖します。

発症しやすい部位は、大腿骨や脛骨(すねの骨)、上腕骨などの四肢の骨端部(骨の成長が活発な場所)で、特に膝の周囲によくみられます。病変が大きくなると、痛みや腫れ、運動障害が出現し、転倒や軽微な外傷がきっかけで発見される場合もあります。

骨肉腫は、進行が速く、血管を通じて肺などへの転移を起こしやすいため、早期発見と集学的治療(複数の治療を組み合わせること)が重要です。

骨肉腫の生存率は、肺転移のない初期症例では5年生存率約70%前後とされていますが、転移がある場合や再発例では約25%となり予後が悪くなります。

参考:Survival Rates for Osteosarcoma|American Cancer Society

骨肉腫の原因

骨肉腫の原因は明確には解明されていませんが、いくつかの要因が関与すると考えられています。

代表的なのが成長期です。特に10〜20代の骨の成長が盛んな時期に多く発症する傾向があり、急速な細胞分裂ががん化のリスクを高めるとされています。

また、遺伝的要因も知られており、RB1遺伝子の異常による先天性網膜芽細胞腫や、TP53遺伝子変異などでは骨肉腫の発症リスクが高くなります。

具体的には、日本人の骨肉腫患者において、TP53遺伝子異常は約40%、RB1遺伝子異常は約20%にみられるとの報告があります。

一方で、打撲や骨折などの軽いけがは発症の直接原因にはなりませんが、既に存在していた腫瘍がそれをきっかけに発見されることはあります。

参考:Age-related genomic alterations and chemotherapy sensitivity in osteosarcoma: insights from cancer genome profiling analyses|Osaka University Institutional Repository

骨肉腫の診断

骨肉腫は、血液検査、画像検査、病理検査などを組み合わせて診断します。

まず、患者様が訴える痛みや腫れをもとに視診・触診が行われ、次にX線検査で骨の異常を確認します。骨肉腫では、骨が壊れる部分と新しい骨ができる部分が混在し、レントゲン画像上で特徴的な所見が見られることがあります。

局所的な腫瘍の広がりを詳しく調べるためにはMRIが非常に有用で、骨の中や周囲の筋肉への浸潤範囲を把握するのに役立ちます。また、肺は骨肉腫が転移しやすい臓器であるため、診断時に胸部CTを撮影して転移の有無を調べるのが一般的です。

骨全体や全身の他臓器への転移を調べる際には、骨シンチグラフィーやPET-CTも使用されます。確定診断のためには、生検によって腫瘍の一部を採取し、顕微鏡で細胞の形や分布を観察します。さらに血液検査ではALP(アルカリフォスファターゼ)やLDH(乳酸脱水素酵素)が高値を示すことがありますが、あくまで補助的な指標です。

このように、骨肉腫は診断が難しいがんであるため、血液検査や画像検査、病理診断を組み合わせた丁寧な検査が必要となります。

患者様の状態によって実施すべき検査が異なりますので、具体的には整形外科など専門の先生と相談して検査内容や種類を決定していくのがおすすめです。

骨肉腫の一般的な治療法

骨肉腫の治療は、化学療法と手術を組み合わせた集学的治療が基本です。

まずは術前化学療法(ネオアジュバント)で、抗がん剤(メトトレキサート、ドキソルビシン、シスプラチンなど)を用いて腫瘍を小さくし、転移の芽を抑えます。

その後、手術にて腫瘍の完全切除を目指します。現在では約80〜90%の患者で脚や腕を切断せず機能を保つ「患肢温存術」が行われており、人工関節や自家骨などで再建します。

手術後には再発や転移を防ぐため、再度化学療法(アジュバント)を実施します。

もし転移があっても、化学療法と転移先の手術切除を組み合わせることで治癒が期待できることもあります。

骨肉腫は完治(治癒)できる疾患

骨肉腫は完治を見込める疾患です。

骨肉腫は様々な化学療法、手術、放射線療法などを組み合わせることで治癒も十分に期待できます。

また、がん中央クリニックグループでは骨肉腫に対して、患者様の状態や目的に応じて核酸医薬(アプタマー、RNA干渉、miRNA mimic)を治療計画の一部としてご提案しています。ぜひ一度お問い合わせください。

骨肉腫における保険診療の限界

骨肉腫に対する保険診療には、化学療法や手術、放射線療法などがあります。

手術法の発達や化学療法・放射線療法の進歩といった医療界の発展により骨肉腫の治療法が発展してきましたが、保険診療では治療が困難な場合もあります。

実施できる化学療法の制限

保険診療では骨肉腫で使用できる抗がん剤の数に制限があります。

骨肉腫ではがん細胞のタイプに合わせて様々な抗がん剤を使い分けます。しかし、個人差はありますが通常3~4種類程度しか有効な薬物療法はありません。

そのため、使用できる薬物を使い切った場合、もしくは体に合わない場合には、選択できる薬剤や治療はもう存在しないと医師から言われてしまいます。

また、1個の新しい抗がん剤などの薬物が開発されるまでには10~20年かかると言われているため、治療中に新規抗がん剤が市場に出現することは稀と言えるでしょう。

参考:Survival benefits and challenges of adjuvant chemotherapy for high‑grade osteosarcoma: a population‑based study|Journal of Orthopaedic Surgery and Research(BMC)

保険診療ではカバーしきれない骨肉腫の再発

骨肉腫は、再発率が高い腫瘍であるため、手術前後に抗がん剤が用いられることが多いです。手術のみで治療した場合は、5年生存率は20%以下でしたが、抗がん剤を併用することで、60~80%にまで向上しました。

しかし、10人に2~4人の方はいまだに再発して命を落とすリスクがあるとも言えます。

また、抗がん剤治療はつらい副作用もあるため、体力があまり無い高齢の患者様や副作用が心配な患者様には実施できません。

化学療法の「きつい」副作用

骨肉腫の化学療法では抗がん剤などを用いますが、その副作用は抗がん剤の種類や患者様により個人差があります。抗がん剤などの一般的な副作用は、嘔気、食欲不振、下痢、手足のしびれ、倦怠感、発疹、貧血、高血圧、脱毛などです。また、使用する薬物療法の種類によっては、命に関わる合併症や副作用が起きるケースもあり、注意が必要です。

患者様の中には、最初は問題なくても副作用がきつく続けられないと感じる方もいらっしゃいます。また、頑張って化学療法を続けていても副作用のせいで日常生活が楽しく送れずに気分が落ち込む患者様もいらっしゃいます。

最新の治療アプローチとして核酸医薬を導入

骨肉腫は分子レベルの異常が関与することがあり、治療設計の考え方として核酸医薬を検討する選択肢があります。核酸医薬には、標的タンパク質に結合して働きを抑えるアプタマー、特定の遺伝子発現を抑えるRNA干渉、体内の調整機構を補うmiRNA mimic などがあります。詳しくは下記をご参照ください。

保険診療では「治療方法がない」方も治療可能

骨肉腫に対する核酸医薬は、保険診療ではなく自由診療(保険外診療)であるため、保険診療では治療の選択肢が限られてきた患者様でも、状態や目的に応じて治療計画の一部として検討することが可能です。

がん中央クリニックグループのクリニックでは骨肉腫の患者様1人ひとりに合わせてテーラーメイドのがん治療を提供します。

保険診療と組み合わせた治療設計

核酸医薬は、骨肉腫の標準治療(保険診療)と組み合わせて検討し得る治療アプローチの一つです。

標準治療の薬物療法は、すでに産生された細胞やタンパク質の働きを抑えることで治療効果を狙います。一方、核酸医薬は、タンパク質が作られる前段階の遺伝子発現や分子レベルの制御機構に働きかけることを狙う点が特徴です。

作用点の考え方が異なるため、当院では患者様の状況に応じて、標準治療と組み合わせた治療設計も含めてご提案しています。

治療継続可能な副作用

核酸医薬には目立った副作用が起こりにくいです。特に、化学療法で起きやすい嘔気、食欲不振、倦怠感、脱毛、貧血、命に関わる副作用などはほとんど起こりません。

核酸医薬の副作用としては、一時的な微熱、血圧上昇、顔の紅潮、アレルギー反応(0.3%以下)などがあります。解熱剤など薬物を使う場合もありますが、自然と改善する副作用が大半であり、治療を継続するのに支障をきたしません。

核酸医薬をオススメする患者様

どのような患者様に効果が期待できるのかを以下に具体的に解説します。ぜひご自身のパターンに合わせて核酸医薬をご検討ください。

骨肉腫に対して薬物治療中や放射線療法中の患者様

核酸医薬は、抗がん剤治療などの薬物治療や放射線療法などの標準治療を行っている患者様でも、治療の選択肢を広げる観点から併用を含めてご相談いただける治療アプローチの一つです。

がんは放置すると進行するため、状況に応じて作用点の異なる治療手段を組み合わせ、腫瘍の縮小を目指していくことが重要です。

骨肉腫手術前後のすべての患者様

骨肉腫が発見され手術を行った場合、2年以内に90%の患者様が再発すると報告されています。

保険診療ではこの高確率での再発を抑制させるため、術前化学療法や術後補助化学療法という抗がん剤治療が勧められるケースが多いです。しかし、特に抗がん剤治療には副作用もあるため、体力があまり無い高齢の患者様や副作用が心配な患者様には実施できません。

また、抗がん剤治療を併用しても10人に2~4人の方はいまだに再発して命を落とすリスクがあります。したがって、骨肉腫手術前後の患者様は、患者様の状態や目的(再発抑制も含む)に応じて核酸医薬を治療計画の一部として検討し、治療選択肢を広げていくことが重要です。

参考:
Osteosarcoma and UPS of Bone Treatment (PDQ®)–Patient Version|National Cancer Institute
Survival benefits and challenges of adjuvant chemotherapy for high‑grade osteosarcoma: a population‑based study|Journal of Orthopaedic Surgery and Research(BMC)

保険治療では治療困難な患者様

骨肉腫に対する核酸医薬は、保険診療ではなく自由診療(保険外診療)であるため、保険診療で治療法がないと言われた患者様でも、状態や目的に応じて検討することが可能です。

がん中央クリニックグループでは患者様一人ひとりに合わせた治療設計をご提案しています。

また、核酸医薬では目立った副作用が現れません。通院さえ可能であればどのような方でも治療可能です。

例えば、「体力がないため抗がん剤はできません」などと説明された方でもがん中央クリニックの治療は可能です。通院が困難な方には訪問治療も可能な場合もあります。詳しくは一度の無料相談窓口へお問い合わせ、お電話ください。

骨肉腫の完治を目指して保険診療と患者様に合った自由診療を組み合わせるのがおすすめ

骨肉腫は完治(治癒)を目指せる疾患であり、適切に治療を行うことが重要です。保険診療と核酸医薬を組み合わせたり、保険診療ではカバーできない場合には核酸医薬を行うことで腫瘍縮小効果や再発抑制効果などが期待できます。

がん中央クリニックグループのクリニックでは核酸医薬をはじめ、患者様1人ひとりに合ったがんの自由診療を提案いたします。骨肉腫の患者様は、どのような状況の場合でも是非お気軽にご相談ください。

浸潤性小葉がん(Invasive lobular carcinoma/ILC)は、乳がんの中でも早期発見が難しく、じわじわと広がる特徴を持つタイプのがんです。見逃されやすく再発リスクも高いため、正確な診断と適切な治療法の選択が重要です。

本ページでは、浸潤性小葉がんの原因や症状、検査、治療の流れについてわかりやすく解説し、どのような治療法や選択肢があるのかをお伝えします。乳がん治療で後悔しないために、正しい知識を身につけ、最適な治療を選ぶ参考にしてください。

  • 浸潤性小葉がんは早期発見が難しい乳がん
  • 再発リスクが高く、長期的な経過観察が必要
  • 患者様に合わせた治療法の選択が重要

浸潤性小葉がんとは

浸潤性小葉がんは、乳がんの一種で、乳腺の「小葉(母乳をつくる部分)」から発生し、周囲の組織にじわじわと広がっていくタイプのがんです。

乳がん全体の約10〜15%を占めます。他の乳がんのタイプとは異なり、しこりとしてはっきり現れにくく、乳がん検診などで実施されるマンモグラフィで見つかりにくいことが特徴です。そのため、MRIや超音波検査などの精密検査が必要になることがあります。

多くは女性ホルモンの影響を受けやすい性質を持ち、ホルモン療法が有効です。治療は手術に加えて、放射線や抗がん剤などの薬物療法を組み合わせます。

また、再発が遅れて起こることもあるため、長期的な経過観察が重要です。完治したと判断されてから、10年以内に約20%、20年以内に約30%もの患者様が再発するとの報告もあります。そのため、浸潤性小葉がんは治癒したと医師から言われても長期間にわたって再発しないか見守る必要があります。

浸潤性小葉がんの原因

浸潤性小葉がん(ILC)は、乳がんの一種で、特に50歳以上の女性に多く見られます。
明確な発症原因は分かっていませんが、いくつかの生活習慣や体質が関係すると考えられています。

浸潤性小葉がんの多く(約90%)は女性ホルモンの影響を受けやすい性質(エストロゲン受容体陽性)を持ちます。また、閉経後の肥満もホルモンバランスに影響し、リスクを高める可能性があります。

さらに、遺伝子異常も大きく関わっています。代表的には、浸潤性小葉がんの約90%は「CDH1」という遺伝子の異常が関連していることもあります。他にも、浸潤性小葉がんの約50%は「PIK3CA」に、約12%は「p53」に遺伝子異常が認められると報告されています。

浸潤性小葉がんの診断

浸潤性小葉がん(ILC)は、他の乳がんタイプと比べて「しこり」がはっきりしないため、見つけにくいという特徴があります。乳がん検診でよく使われるマンモグラフィ(レントゲン撮影)では、石灰化や明瞭なしこりが出にくく、見逃されることがあります。

そのため、より詳しい検査としてMRI(乳房の精密な画像診断)検査が実施されることが多く、がんの広がりや大きさ、腋窩リンパ節などの他の病変の有無も見つけやすく、がんのステージを決定するのに有用とされています。

浸潤性小葉がんの確定診断には針生検(がん組織の一部を採取して調べる検査)が行われ、浸潤性小葉がんの特徴である「E-カドヘリン」というたんぱく質の欠如を確認して診断します。

また、浸潤性小葉がんは他の乳がんでの転移先として有名な肺や脳よりも、骨・腹膜・消化管などに転移しやすい傾向があるため、CT検査やPET-CT検査で全身の広がりをチェックすることも重要です。

このように、浸潤性小葉がんは診断が難しいがんであるため、画像検査と病理診断を組み合わせた丁寧な検査が必要となります。患者様の状態によって実施すべき検査が異なりますので、具体的には主治医の先生と相談して検査内容や種類を決定していくのがおすすめです。

浸潤性小葉がんの一般的な治療法

浸潤性小葉がん(ILC)は、乳がんの中でもしこりができにくく、じわじわと広がる特徴をもつタイプです。そのため、早期に発見されても見た目以上に範囲が広がっていることがあり、治療計画には慎重な判断や対応が必要です。

治療の基本は「手術」「薬物療法」「放射線治療」の3つの組み合わせです。手術では、乳房を残す方法(温存術)か、全体を切除する方法(全摘術)が選ばれます。画像では映りにくいことがあるため、MRI検査を用いてがんの広がりを正確に把握し、手術範囲を決定します。

多くの浸潤性小葉がんは女性ホルモンの影響を受けて成長するため、術後には「ホルモン療法(内分泌療法)」が行われます。年齢や体の状態に応じて薬を選び、数年単位で継続します。がんの進行度や再発リスクが高い場合、女性ホルモンが発現していない場合(エストロゲン受容体陰性)には、「抗がん剤治療」を加えることもあります。

また、浸潤性小葉がんが発見されてすぐに手術を実施できない患者様には、抗がん剤治療などの化学療法や放射線療法を実施します。化学療法や放射線療法を行うことで手術を可能にし、根治を目指せる場合もあります。

浸潤性小葉がんは完治(治癒)できる疾患

浸潤性小葉がんは完治を見込める疾患です。

浸潤性小葉がんは手術やホルモン療法、様々な化学療法、放射線療法などを組み合わせることで治癒も十分に期待できます。

浸潤性小葉がんにおける保険診療の限界

浸潤性小葉がんに対する保険診療には、手術やホルモン療法、化学療法、放射線療法などがあります。手術法の発達や化学療法・放射線療法の進歩といった医療界の発展により浸潤性小葉がんの治療法が発展してきましたが、保険診療では治療が困難な場合もあります。

実施できるホルモン療法や化学療法の制限

保険診療では浸潤性小葉がんで使用できるホルモン療法や抗がん剤の数に制限があります。

浸潤性小葉がんではがん細胞のタイプに合わせて様々な抗がん剤や分子標的薬、免疫チェックポイント阻害薬などを使い分けます。しかし、個人差はありますが通常4~5種類程度しか有効な薬物療法はありません。

そのため、使用できる薬物を使い切った場合、もしくは体に合わない場合には、選択できる薬剤や治療はもう存在しないと医師から言われてしまいます。

また、1個の新しい抗がん剤などの薬物が開発されるまでには10~20年かかると言われています。

保険診療ではカバーしきれない浸潤性小葉がんの再発

浸潤性小葉がんは、何年もたってから再発するという特徴があります。完治したと判断されてから、10年以内に約20%、20年以内に約30%もの患者様が再発するとの報告もあります。そのため、手術後の再発予防目的で術後補助化学療法というホルモン治療や抗がん剤治療が勧められるケースが多いです。

しかし、特に抗がん剤治療はつらい副作用もあるため、体力があまり無い高齢の患者様や副作用が心配な患者様には実施できません。

さらに、術後補助化学療法を行っても、約50%の患者様は浸潤性小葉がんを再発するリスクがあるという報告もあります。つまり、国内の保険診療のみでは、浸潤性小葉がんの手術を行ったとしても10人に1~2人が再発してしまうのが現状です。

化学療法の「きつい」副作用

浸潤性小葉がんの化学療法では抗がん剤などを用いますが、その副作用は抗がん剤の種類や患者様により個人差があります。抗がん剤などの一般的な副作用は、嘔気、食欲不振、下痢、手足のしびれ、倦怠感、発疹、貧血、高血圧、脱毛などです。また、使用する薬物療法の種類によっては、命に関わる合併症や副作用が起きるケースもあり、注意が必要です。

患者様の中には、最初は問題なくても副作用がきつく続けられないと感じる方もいらっしゃいます。また、頑張って化学療法を続けていても副作用のせいで日常生活が楽しく送れずに気分が落ち込む患者様もいらっしゃいます。

最新の治療アプローチとして核酸医薬の導入

浸潤性小葉がんは分子レベルの異常が関与することがあり、治療設計の考え方として核酸医薬を検討する選択肢があります。核酸医薬には、標的タンパク質に結合して働きを抑えるアプタマー、特定の遺伝子発現を抑えるRNA干渉、体内の調整機構を補うmiRNA mimic などがあります。

特に欧米では、がんの部位ではなくどのような分子レベルの異常があるか、ということに注目して治療法を決定する研究や臨床試験が行われていますが、一方で日本は分子レベルの異常に着目した治療の分野で遅れを取っています。

がん中央クリニックグループの各クリニックではいち早く分子レベルの異常に焦点をあてた診察・治療を導入しています。

保険診療では「治療方法がない」方も治療可能

浸潤性小葉がんに対する核酸医薬は保険診療ではなく自由診療(保険外診療)であり、保険診療ではもう治療方法がない、と言われた患者様でも実施できます。

がん中央クリニックグループの各クリニックでは浸潤性小葉がんの患者様1人ひとりに合わせてテーラーメイドのがん治療を提供します。

保険診療と組み合わせた治療設計

核酸医薬は、浸潤性小葉がんの標準治療(保険診療)と組み合わせて検討し得る治療アプローチの一つです。標準治療の薬物療法は、すでに産生されたタンパク質などの働きを抑えることで治療効果を狙います。

一方、核酸医薬は、タンパク質が作られる前段階の遺伝子発現や分子レベルの制御機構に働きかけることを狙う点が特徴です。作用点の考え方が異なるため、当院では患者様の状況に応じて、標準治療と組み合わせた治療設計も含めてご提案しています。

治療継続可能な副作用

核酸医薬は目立った副作用が起こりにくいです。特に、化学療法で起きやすい嘔気、食欲不振、倦怠感、脱毛、貧血、命に関わる副作用などはほとんど起こりません。また、ホルモン治療でものぼせや発汗、血栓症などのリスクがあります。

核酸医薬の副作用としては、一時的な微熱、血圧上昇、顔の紅潮、アレルギー反応(0.3%以下)などがあります。解熱剤など薬物を使う場合もありますが、自然と改善する副作用が大半であり、治療を継続するのに支障をきたしません。

核酸医薬をオススメする患者様

どのような患者様に選択肢となり得るかを以下に具体的に解説します。ぜひご自身の状況に合わせて核酸医薬をご検討ください。

浸潤性小葉がんに対して薬物治療中や放射線療法中の患者様

核酸医薬は、ホルモン療法・抗がん剤治療などの薬物治療や放射線療法などの標準治療を行っている患者様でも、治療の選択肢を広げる観点から併用を含めてご相談いただける治療アプローチの一つです。

がんは放置していると大きくなっていくため、様々な治療法を用いてがんを小さくすることが重要です。つまり、保険治療の薬物治療や放射線療法だけで浸潤性小葉がんに立ち向かうのではなく、核酸医薬を併用することで、異なる治療手段により浸潤性小葉がんの縮小を狙います。

浸潤性小葉がんは数あるがんの中でも悪性度が極めて高いがんの1つです。そのため、完治を目指すためには様々な治療法を組み合わせて治療を検討することも考える必要があります。

浸潤性小葉がん手術後のすべての患者様

浸潤性小葉がんが発見され手術を行った場合でも、再発率は20年間で約30%とも報告されています。

保険診療ではこの高確率での再発を抑制させるため、術後補助化学療法というホルモン治療や抗がん剤治療が勧められるケースが多いです。しかし、特に抗がん剤治療には副作用もあるため、体力があまり無い高齢の患者様や副作用が心配な患者様には実施できません。

また、術後補助化学療法を実施したとしても約50%の患者様は再発するという報告もあります。したがって、浸潤性小葉がん手術後のあらゆる患者様は、術後補助化学療法を行う場合も行わない場合も全身治療である核酸医薬を実施し、再発する可能性を少しでも低くするための治療を取り入れることが重要と考えます。

保険治療では治療困難な患者様

浸潤性小葉がんに対する核酸医薬は、保険診療ではなく自由診療(保険外診療)であるため、保険診療で治療法がないと言われた患者様でも、状態や目的に応じて検討することが可能です。

がん中央クリニックグループの各クリニックでは患者様1人ひとりに合わせたテーラーメイドのがん治療を提供しています。

また、核酸医薬は目立った副作用が現れません。そのため、通院さえ可能であればどのような方でも治療可能です。

例えば、「体力がないため抗がん剤はできません」などと説明された方でもがん中央クリニックの治療は可能です。通院が困難な方には訪問治療も可能な場合もあります。詳しくは無料相談窓口へお問い合わせ、お電話ください。

浸潤性小葉がんの完治を目指して保険診療と患者様に合った自由診療を組み合わせるのがおすすめ

浸潤性小葉がんは完治(治癒)を目指せる疾患であり、適切に治療を行うことが重要です。

がん中央クリニックでは浸潤性小葉がん患者様の状態や目的に応じて自由診療も組み合わせ、核酸医薬を治療計画の一部としてご提案することも可能です。

がん中央クリニックグループの各クリニックでは核酸医薬をはじめ、患者様1人ひとりに合ったがんの自由診療を提案いたします。浸潤性小葉がんの患者様は、どのような状況の場合でも是非お気軽にご相談ください。

  • 原発不明がんは寛解を見込める疾患である
  • 原発不明がんの治療法は、がん治療の中でも特殊
  • 実施できる化学療法には制限がある

「がんが見つかったのに、どこから始まったのか分からない」――。

そんな状態で診断されるのが「原発不明がん」です。聞き慣れない名前かもしれませんが、実は毎年1万人ほどが発症しています。ここでは、原発不明がんの基本的な知識と、治療や寛解の可能性についてお伝えします。

原発不明がんとは

原発不明がん(Cancer of Unknown Primary [CUP])とは、その名前の通り、「体のどの部位からがんが発生したのかが分からないがん」のことです。

通常、がんは特定の臓器や組織から発生し、その後他の臓器やリンパ節、組織に転移することが多いです。

しかし、原発不明がんでは、体のどこかにがんの転移が発見されているのに、その元(原発巣)がどこにあるのか検査をしても確定できない状態になっています。日本国内では年間約1万人に発生していると報告されており、がん全体の中でも比較的珍しいがんです。

原発不明がんの症状

がんの転移先の状態によって様々な症状が現れます。

比較的よくみられる症状として、原因不明の体重減少、倦怠感、微熱、食欲不振、体の痛みなどがあります。ただし、初期症状としては何もなく、進行してから現れる場合が多いです。

そのため、病院を受診する時にはかなり病気が悪化していることもあります。

原発不明がんの原因

原発不明がんが発生する原因として、主に「遺伝子変異」があげられます。

遺伝子とは、細胞を作るための情報がつまった部位ですが、この遺伝子が異常になると遺伝子変異が起こり、原発不明がんを発症すると報告されています。

特に、「TP53」の変異率は原発不明がんの遺伝子変異の中で最も高く、約60%とも報告されています。

参考:Altered Signaling Pathways Revealed by Comprehensive Genomic Profiling in Patients With Unknown Primary Tumors|NLM

原発不明がんの診断

原発不明がんの診断方法は、まずは体中のどこにも元々のがんがないことを調べることが必要です。

つまり、全身をくまなく調べる検査を行います。具体的には、腫瘍マーカーなどの血液検査、CT検査・MRI検査・PET検査・超音波検査などの画像検査、転移したがんの組織の特徴を顕微鏡にて調べる病理検査、がんの遺伝子変異や特徴を調べるがんゲノムプロファイリング検査(遺伝子診断)などがあります。

患者様の状態によって実施すべき検査が異なりますので、具体的には主治医の先生と相談して検査内容や種類を決定していくのがおすすめです。

原発不明がんの一般的な治療法

原発不明がんの治療法は、がん治療の中でも特殊です。

一般的ながんであれば、大腸がんや乳がんなど、がんの種類によって治療方針がガイドラインにて決まっています。しかし、原発不明がんに関しては、患者様のがん細胞の種類や特徴によって治療方針が異なります。

原発不明がんの中には、明らかな原発巣は分からなくてもある程度推定できるタイプがあります。

例えば、前立腺がん、乳がん、卵巣がんなどによく似ている特徴があるがんの場合です。このような種類の原発不明がんは、想定されるがん種に応じて、化学療法などの薬物療法や外科手術、放射線療法などが行われ、比較的治療効果が期待できるため、「予後良好群」と呼ばれます。

原発不明がんの患者様の約15~20%が予後良好群に分類されます。ただし、予後良好な患者様でさえ、平均生存期間は約2~3年と報告されています。

一方で、原発巣が推定できないような原発不明がんの場合、かなり予後は悪化してしまうため「予後不良群」と呼ばれます。80%以上の原発不明がんの患者様はこちらに分類され、平均生存期間は、約7ヶ月と言われています。予後不良群の患者様には、化学療法などの薬物治療が行われることが多いです。

以上のように、原発不明がんは、予後不良群はもちろんのこと、予後良好群だとしても平均生存期間が短く、難治性のがんだということが分かります。

参考:
原発不明がんにおいて予後良好群を確実に抽出することの意義|小野薬品工業株式会社
原発不明がん|NCCN

原発不明がんは寛解が見込める疾患

原発不明がんは寛解を見込める疾患です。原発不明がんが発見された時にはすでに転移を起こしている状態であるため、いわゆる進行がんの状態ではありますが、様々な薬物療法や手術、放射線療法などを組み合わせることで治癒も十分に期待できます。

また当院では、患者様の状態や目的に応じて、核酸医薬(アプタマー、RNA干渉、miRNA mimic)を治療計画の一部としてご提案しています。ぜひ一度お問い合わせください。

原発不明がんにおける保険診療の限界

原発不明がんに対する保険診療には、化学療法や手術、放射線療法などがあります。

手術法の発達や化学療法・放射線療法の進歩といった医療界の発展により原発不明がんの治療法が発展してきましたが、保険診療では治療が困難な場合もあります。

実施できる化学療法の制限

保険診療では使用できる抗がん剤の数に制限があります。

原発不明がんではがん細胞のタイプに合わせて様々な抗がん剤や分子標的薬、免疫チェックポイント阻害薬などを使い分けます。しかし、多くの場合、3~4種類程度しか有効な薬物療法はありません。

そのため、使用できる薬物を使い切った場合、もしくは体に合わない場合には、選択できる薬剤や治療はもう存在しないと医師から言われてしまいます。

また、1個の新しい抗がん剤などの薬物が開発されるまでには10~20年かかると言われています。

化学療法の「きつい」副作用

化学療法では抗がん剤などを用いますが、その副作用は抗がん剤の種類や患者様により個人差があります。

抗がん剤などの一般的な副作用は、嘔気、食欲不振、下痢、手足のしびれ、倦怠感、発疹、貧血、高血圧、脱毛などです。また、使用する薬物療法の種類によっては、命に関わる合併症や副作用が起きるケースもあり、注意が必要です。

患者様の中には、最初は問題なくても副作用がきつく続けられないと感じる方もいらっしゃいます。また、頑張って化学療法を続けていても副作用のせいで日常生活が楽しく送れずに気分が落ち込む患者様もいらっしゃいます。

最新の治療アプローチとして核酸医薬の導入

原発不明がんは遺伝子変異が関与すると報告されており、分子レベルの異常に着目した治療アプローチの一つが核酸医薬です。核酸医薬には、標的タンパク質に結合して働きを抑えるアプタマー、特定の遺伝子発現を抑えるRNA干渉、体内の抑制機構を補うmiRNA mimic などがあります。

保険診療では「治療方法がない」方も治療可能

原発不明がんに対する核酸医薬は保険診療ではなく自由診療(保険外診療)であるため、保険診療ではもう治療方法がない、と言われた患者様でも実施できます。

がん中央クリニックグループのクリニックでは原発不明がんの患者様1人ひとりに合わせてテーラーメイドのがん治療を提供、提案します。

保険診療と組み合わせた治療設計

核酸医薬は、標準治療(保険診療)と組み合わせて検討し得る治療アプローチの一つです。保険診療の薬物療法は、すでに産生された細胞やタンパク質の働きを抑えることで治療効果を狙います。一方、核酸医薬は、タンパク質が作られる前段階の遺伝子発現や分子レベルの制御機構に働きかけることを狙う点が特徴です。作用点の考え方が異なるため、当院では患者様の状況に応じて、標準治療と組み合わせた治療設計も含めてご提案しています。

治療継続可能な副作用

核酸医薬は目立った副作用が起こりにくいです。特に、化学療法で起きやすい嘔気、食欲不振、倦怠感、脱毛、貧血、命に関わる副作用などはほとんど起こりません。

核酸医薬の副作用としては、一時的な微熱、血圧上昇、顔の紅潮、アレルギー反応(0.3%以下)などがあります。解熱剤など薬物を使う場合もありますが、自然と改善する副作用が大半であり、治療を継続するのに支障をきたしません。

核酸医薬をオススメする患者様

どのような患者様に効果が期待できるのかを以下に具体的に解説します。ぜひご自身のパターンに合わせて核酸医薬をご検討ください。

原発不明がんに対して薬物治療中や放射線療法中の患者様

核酸医薬は、抗がん剤治療などの薬物治療や放射線療法などの標準治療を行っている患者様でも、治療の選択肢を広げる観点から併用を含めてご相談いただける治療アプローチの一つです。

がんは放置すると進行するため、状況に応じて作用点の異なる治療手段を組み合わせ、腫瘍の縮小を目指していくことが重要です。

保険治療では治療困難な患者様

原発不明がんに対する核酸医薬は、保険診療ではなく自由診療(保険外診療)であるため、保険診療で治療法がない、と言われた患者様でも実施できます。

がん中央クリニックグループのクリニックでは患者様1人ひとりに合わせたテーラーメイドのがん治療を提供しています。

また、核酸医薬では目立った副作用が現れません。そのため、当グループのクリニックへ通院さえ可能であればどのような方でも治療可能です。

例えば、「体力がないため抗がん剤はできません」などと説明された方でもがん中央クリニックの治療は可能です。通院が困難な方には訪問治療も可能な場合もあります。詳しくは一度下記の無料相談窓口へお問い合わせ、お電話ください。

原発不明がんの寛解を目指して保険診療と患者様に合った自由診療を組み合わせるのがおすすめ

原発不明がんは寛解を目指せる疾患であり、適切に治療を行うことが重要です。

原発不明がんは主に遺伝子異常が原因で発症する疾患であり、保険診療と自由診療を組み合わせたり、保険診療ではカバーできない場合には核酸医薬を行うことで腫瘍縮小効果などを狙う治療計画を提案することも可能です。

がん中央クリニックグループのクリニックでは核酸医薬をはじめ、患者様1人ひとりに合ったがんの自由診療を提案いたします。原発不明がんの患者様は、どのような状況の場合でも是非お気軽にご相談ください。