分子標的DNA免疫療法

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自分の体内で免疫チェックポイントを阻害する抗体を産み出す新しい治療方法

分子標的DNA免疫療法とは、免疫によりがんが攻撃されるのを邪魔しているタンパク質(PD-1)を阻害する特異抗体を体内で作れるように、プラスミドDNAを注射する治療です。

POINT分子標的DNA免疫療法
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がん治療Molecularly targeted DNA
immunotherapy

  • 自身の免疫ががん細胞を攻撃対象として認識し、免疫ががん細胞を攻撃可能に
  • 自身の体の中で長期的に比較的低濃度の抗体を作り続けるので副作用が少ない
  • 一過性の治療ではなく、長期的に効果が期待できる治療法
  • 最先端の無針注射器を使用。それにより無痛皮内に効果的な投与が可能

分子標的DNA免疫療法とは

分子標的DNA 抗体療法は新しい画期的な治療方法です。この治療法では、抗PD-1 抗体の遺伝子情報を持つDNA を注射で体内に導入します。この導入されたDNAが細胞内で大量に抗PD-1 抗体を長期間作り続けます。従来の免疫チェックポイント阻害剤の点滴で入れた薬が一過性であり、かつ大量の抗体を必要とするのに対して、長期間抗体を作り続けることで少量で効果が期待出来る為、副作用がほとんどなく大きな効果が期待出来る治療になっています。

当クリニックの分子標的DNA免疫療法は、海外で高い効果を発揮した免疫チェックポイント阻害剤と同様の抗PD-1抗体を体内で産生するため、日本で認可されている免疫チェックポイント阻害剤等とはPD-1の阻害箇所が違う為、より効果が期待出来、さらに日本で認可されている免疫チェックポイントで効果が出なかった患者様にも効果が期待出来るものになっています。

分子標的DNA免疫療法とは 分子標的DNA免疫療法とは

次世代医療機器
針無注射を採用

針無注射は、皮膚表面を極細のジェット水流により穿孔し皮内組織に薬剤を注入するため、皮膚へのダメージが少なく痛みを軽減することができます。
皮内組織には多くの免疫細胞が存在しており、この技術により高い治療効果を期待することができます。また、スプレー状に薬剤が皮膚に均一に吸収されるため、液溜まりができにくいという特徴もあります。
分子標的DNA免疫療法は、無針注射器を使用することで、免疫細胞が多数存在する皮内に効果的に投与が期待できる治療法です。

次世代医療機器 針無注射を採用 次世代医療機器 針無注射を採用

分子標的DNA免疫療法
の治療の流れ

分子標的DNA免疫療法は、ご自身の体内で抗体を作ってご自身の免疫と協力してがんを退治する治療方法です。治療は通院で行います。事前検査、皮内注射を3回と効果測定の4回による通院なので、患者様への精神的、肉体的負担も少なく、副作用も少ない治療になります。現在、標準治療を受けている患者様でも、受けることが可能な治療方法になります。

分子標的DNA免疫療法の治療の流れ 分子標的DNA免疫療法の治療の流れ

がん抑制遺伝子を使った治療についてAbout treatment

治療可能なステージ・再発・転移

  • ステージ I
  • ステージ II
  • ステージ III
  • ステージ IV
  • 再発がん
  • 転移がん
  • 再発予防

治療可能ながん種

  • 脳腫瘍
  • 大腸がん
  • 膵臓がん
  • 乳がん
  • 肺がん
  • 胃がん
  • 肝臓がん
  • 食道がん
  • 子宮体がん
  • 胆管がん
  • 咽頭がん
  • 胆のうがん
  • 子宮頸がん
  • 卵巣がん
  • 膀胱がん
  • 前立腺がん
  • 腎臓がん
  • 舌がん
  • 胸腺腫がん
  • 卵管がん
  • 小腸がん
  • 腹膜癌がん
  • 十二指腸がん
  • 腎盂がん
  • 腺様嚢胞がん
  • 顎下腺がん
  • 尿管がん
  • 甲状腺がん
  • 虫垂がん
  • 神経内分泌がん
  • 歯肉がん
  • 口腔がん
  • GIST
  • 中皮腫
  • 子宮肉腫
  • 乳房外パジェット
  • 悪性黒色腫
  • 平滑筋肉腫
  • 血液がん
  • 原発不明

※上記リストに無い病状についてはどうか事前にご相談下さい(無料電話相談:0120-752-712

  • 治療概要

    免疫によりがんが攻撃されるのを邪魔しているタンパク質(PD-1)を阻害する特異抗体を体内で作ることを目的とした、プラスミドDNAを注射する治療です。

  • 治療方法

    計4回の通院治療です。詳しい流れについては、本ページにあります「分子標的DNA免疫療法の治療の流れ」をご覧ください。

  • 所要時間

    初回のみ2時間前後。2回目以降は1時間~2時間。

  • 副作用

    主な副作用として、発熱、倦怠感、頭痛、注射部位反応などがあります。詳細につきましては、担当医にお尋ねください。

医療のグローバル化を
目指して。

がん医療の新たな選択肢を生み出す。

患者様一人ひとりに合った医療提供を実現させるために
世界の新しい医療を取り入れるよう努めています。