進行がん・再発・転移ステージ4の
がんの治療の考え方

ご自身の状態にあったがん治療を選ぶために。
ステージ4のがん治療の選び方と考え方

他臓器に再発した場合はステージ4になります。

ステージの決め方

がんが一番初めに出来た場所のことを原発のがんと言います。

その「原発のがんの大きさ」と「リンパ節転移の大きさと数」、「多臓器転移の有無」の3つでステージが決まります

ステージ4のがんとは

「原発のがんの大きさは関係ない」、「リンパ節転移は関係ない」、「多臓器への転移が有る」という状態のがんになります。

治療方法

がんの大きさに関わらず1つでも他臓器への転移が見つかると見えているがんが治療の対象にはならず、基本的には見えてないがんも含めてがんが全身に及んでいると考えます。

見えているがんを手術や放射線で治療したとしても、がんが必ず残っていると考えるので再発が起こります。

したがって、一部のがんを除き手術、放射線はやったとしてもがんが残ることが確定しているので、手術、放射線は出来ないということになり、抗がん剤が中心の治療になります。保険では抗がん剤以外の治療が存在しないので、抗がん剤を断ると緩和に入るということになります。

重要 がん治療の問題点

画像で見えるがん細胞だけではないかもしれない

他臓器に転移が見つかるとステージ4です。がんが他臓器に転移しているのが見つかるのは通常CTやPET-CTなどの画像によって見つかります。

これらの画像でがんの転移があるかどうかを調べるのに、転移先のがんに1センチ以上の大きさが必要になります。

通常、転移は血管を流れて他臓器にがんが流れていきますが、1センチの大きさのがんが血管に流れて他臓器に転移したとは考えません。血管が詰まってしまいます。がんが血管に流れて他臓器に転移する場合、血管に流れることが出来るくらい小さながんが転移します。

転移したがんが転移した先で、何度も何度も細胞分裂を繰り返し、CTやPET-CTに映るぐらい大きくなって初めて転移が見つかります。

ゆえに、肝臓などに1センチの転移が見つかった場合、実はその何年も前に転移が起こっていたということになります。言い換えると何年も前からステージ4だったということになります。

待っているだけでは遅いかもしれない

何年も前に血管に乗って他の臓器にがんに転移しているのであれば、その何年の間に血管から流れていろんな所にがんが流れて行っているに違いないとステージ4では考えます。

したがって、一つでも転移が見つかるとステージ4となり、全身がんと呼ばれます。

そして、手術や放射線で見えているがんを取り除いてもあまり意味がない所か、却ってがんの成長を早める結果になることも懸念されるので、手術や放射線は出来ないし、やってはいけないということになります(一部のがんを除く)

追加の治療の必要性

ステージ4の場合、画像に映っているがん以外にもいたるところにがんがあるに違いないと考えます。そのため、手術、放射線の様に一部分にしか効かない治療ではなく、全身に作用する抗がん剤が治療の中心になります。

ただ、抗がん剤をしてもがんが治らないと言われてしまうので、追加で全身治療が必須だとがん中央クリニックでは考えています。

緩和に入ってからも出来る治療は沢山ありますが、出来る治療があるうちに追加で治療を考えている患者様が増えて来ています。

抗がん剤だけでは治らないと言われるのであれば、そこに何か治療を追加することでより良い可能性を高めることが必要だと思っています。

治療の選択方法

局所治療と合わせて全身治療が必須

全身にがんがあることが分かっているので全身治療が必要になります。重粒子線などの放射線や当グループのクリニックなどで行っている光免疫治療などの局所的な治療は根本治療になりえない為、仮に行うとしても全身治療とセットで使うことが必須となります。

5つ以内の転移については、最近オリゴメタスタシスという概念が存在し、転移先のがんを局所治療で治療することでがんが完治になることがあるという考えも存在します。したがって、転移が有っても積極的に局所治療を行うことは良い結果になることがありますが、その場合においても可能性がそこまで高い訳ではないので、全身治療を前提として行うべきだと考えています。

※光免疫療法で血管内に光を照射している医療機関が存在していますが、仮に血管内に流れているがんの死滅に成功したとしても、がんが臓器に残っている状態であれば、その直後にまたがんが全身に流れることになります。ゆえに、局所的な治療を行うのであれば、臓器に残っているがんに照射が必要となります。

※光免疫療法や放射線治療にはアブスコパル効果と呼ばれる免疫を使った追加の効果が表れることがあります。ただ、アブスコパル効果が起こる頻度がそれほど多くないというデメリットがあります。その場合においても、追加の全身治療が必要と考えています。

全身治療の中でも種類を大きく2つに分けることが出来ます。

当グループのクリニックで行っているウイルス療法及びコロイドヨード治療や他のクリニックでよく見かけるNK細胞療法やNKT細胞療法の様に体に残っているすべてのがんを対象とした治療と当グループのクリニックで行っている核酸医薬や分子標的ワクチン療法、分子標的DNA免疫療法、他クリニックで行っている免疫チェックポイント阻害剤、樹状細胞療法の様にタンパク質をターゲットにしている治療。

身体にあるがんすべてをターゲットに出来る治療

  • 腫瘍溶解ウイルス療法
  • コロイドヨード治療
  • NK細胞療法
  • NKT細胞療法

タンパク質、遺伝子をターゲットにしている治療

  • 核酸医薬
  • 分子標的ワクチン療法
  • 免疫チェックポイント阻害剤
  • 分子標的薬
  • 樹状細胞療法

身体にあるがんすべてをターゲットに出来る治療方法の特徴

身体のどこにあるか分からない微小ながん細胞にも広く作用できる治療は、がん全体を対象にできる点が特徴です。一方で、単独では作用が緩やかなこともあり、大きながんが残っている状況では十分な効果を得にくい場合があります。

ただし、抗がん剤や放射線治療と併用することで、その働きを補える可能性があります。特に、p53の働きが弱くなっているタイプのがんでは、抗がん剤や放射線に対してがん細胞が耐性を示すことがあるため、核酸医薬でその流れを補うことで、抗がん剤の作用を助ける効果が期待されると報告されています。

向いている治療

・術前に抗がん剤を行ったが術後に先端治療を追加する場合
・術後に抗がん剤を行って経過観察中に追加で先端治療を行う場合

腫瘍溶解ウイルス療法

腫瘍溶解ウイルス療法の効果の高さは注目されてきています。

保険ではウイルス療法としてデリタクトが脳腫瘍で認可されましたが局所的な治療になります。

当グループのクリニックで行っている腫瘍溶解ウイルス療法は点滴で行うことが出来、全身に作用し、見えないがんにも効果を発揮し、ウイルスががん細胞にのみ感染することで普通細胞には害がない状態でがんを死滅に追い込みます。

日本の大きな病院での治験も予定されており、今後ますます発展が期待されている治療方法になります。

Wの効果でがん細胞を消滅に導く腫瘍溶解ウイルス療法

術前、もしくは術後の抗がん剤と併用、もしくは先駆けて使う場合

核酸医薬

ステージ4では、手術で見えているがんを取り除けたとしても、体のどこかに非常に小さながん細胞が残っている可能性があります。手術だけでは捉えきれない微小ながんが再び増えることがあるため、局所の治療だけでなく、体全体に働く治療を組み合わせる必要があります。

核酸医薬は、がんの増殖に関わる遺伝子や異常なたんぱく質の働きを調整することで、画像では分からないほど小さながん細胞にも作用しやすい特徴があります。こうした“見えないがん”に対して全身的にアプローチできる点から、手術前後の治療と組み合わせる方法が検討されます。

また、がんによっては、細胞を正常に保つための仕組み(p53など)が弱くなっており、抗がん剤だけでは効きにくくなることがあります。抗がん剤の前後や治療中に核酸医薬を併用することで、核酸医薬そのものの働きに加えて、抗がん剤の作用を助ける可能性があると報告されています。

当グループのクリニックでは、こうしたステージ4の方の治療においても、がんの性質や全身状態に合わせて複数の核酸医薬を組み合わせ、手術と薬物療法を総合的に検討しています。
がん抗原に対する特異性が極めて高い
世界的に注目される次世代医薬
アプタマー 核酸医薬
ノーベル賞を受賞した技術から生まれた
がんに根本から働きかける次世代医薬
RNA干渉 核酸医薬
がんになって失われた体に本来備わる
「がんを抑える力」を取り戻す
miR-34a mimic 核酸医薬

手術不可と言われた場合

核酸医薬

手術が難しいと判断された場合、治療の中心は抗がん剤などの全身治療になります。全身に広がっている可能性があるがんに対して薬物療法を行うことで、がんの進行を抑えることを目指します。

核酸医薬は、がんの増殖に関わる遺伝子や異常なたんぱく質の働きを調整できる治療で、抗がん剤と併用しやすい点が特徴です。抗がん剤と同時に使うことで、核酸医薬そのものの働きに加えて、抗がん剤の作用を補う可能性が報告されています。

また、細胞を正常に保つ役割を持つ仕組み(p53など)が弱くなっているタイプのがんでは、抗がん剤や放射線が効きにくくなることが知られています。核酸医薬を併用することで、この弱くなった流れを補い、治療の働きを後押しする狙いがあります。

当グループのクリニックでは、がんの性質に合わせて複数の核酸医薬から必要なものを組み合わせ、抗がん剤治療と併せた総合的な治療設計を行っています。
がん抗原に対する特異性が極めて高い
世界的に注目される次世代医薬
アプタマー 核酸医薬
ノーベル賞を受賞した技術から生まれた
がんに根本から働きかける次世代医薬
RNA干渉 核酸医薬
がんになって失われた体に本来備わる
「がんを抑える力」を取り戻す
miR-34a mimic 核酸医薬

治療方法がないと言われた場合

基本的に全身がんで、大きながんが存在している場合が多いので、タンパク質をターゲットにした治療を中心に全身治療を組み合わせていくのが理想になってきます。

分子標的ワクチン療法

アメリカの治験の結果が非常に優れていた為、無理にお願いをして契約の元、日本で治療が可能になった治療になります。

エビデンスレベルは非常に高く、また多くのがん種においても高い効果が期待出来ます。

2種類の抗HER2ワクチンを体内で作り出すことが出来ることと、長く効果が持続することが特徴で、アメリカでは効果の持続が7年に及ぶ患者様まで現れています。

副作用がほとんどなく、効果が高く、さらに効果が長く続くことから非常に優れた治療方法であると考えています。

米国の臨床結果で優れた成果をあげた分子標的ワクチン療法

腫瘍溶解ウイルス療法

腫瘍溶解ウイルス療法の効果の高さは注目されてきています。

保険ではウイルス療法としてデリタクトが脳腫瘍で認可されましたが局所的な治療になります。

当グループのクリニックで行っている腫瘍溶解ウイルス療法は点滴で行うことが出来、全身に作用し、見えないがんにも効果を発揮し、ウイルスががん細胞にのみ感染することで普通細胞には害がない状態でがんを死滅に追い込みます。

日本の大きな病院での治験も予定されており、今後ますます発展が期待されている治療方法になります。

今後の発展が期待される新しい治療腫瘍溶解ウイルス療法

核酸医薬

がん細胞が持つ遺伝子の特徴や異常なたんぱく質の働きを手がかりに、新たな治療の可能性を検討できる場合があります。近年、世界的にもがん治療はゲノム情報を基にした個別化医療へと進んでおり、がんがどのような性質を持っているかを細かく調べる重要性が高まっています。

核酸医薬は、がんの増殖に関わる遺伝子や異常なたんぱく質に働きかける治療で、RNA干渉(RNAi)やアプタマー、miRNA mimic など複数の技術が開発されています。当グループのクリニックでは、これらの核酸医薬の中から、がんの性質に合わせて組み合わせる治療設計を行っています。

また、各がん種で報告されている遺伝子の変化や関連するデータをもとに、どの核酸医薬が適しているかを検討し、全身治療の一つとして提案しています。複数の核酸医薬を使い分けられることで、治療の選択肢を広く持てる点も特徴のひとつです。

標準治療が難しい状況であっても、がん細胞の性質を基にした新たなアプローチを検討する余地が残されているケースがあります。
がん抗原に対する特異性が極めて高い
世界的に注目される次世代医薬
アプタマー 核酸医薬
ノーベル賞を受賞した技術から生まれた
がんに根本から働きかける次世代医薬
RNA干渉 核酸医薬
がんになって失われた体に本来備わる
「がんを抑える力」を取り戻す
miR-34a mimic 核酸医薬

がん治療の無料相談受付中

ここまでお伝えしたとおり、がん治療には「これをすれば大丈夫」という絶対的な方法はありません。その時々の状況や症状に応じた適切ながん治療を理解し、選択していくことが重要です。

当グループのクリニックは、がん治療の専門医療機関として、患者さまに幅広い選択肢をご提供できるよう努めております。また、さまざまながんの症状に対応できるよう、先端医療を積極的に取り入れています。

標準治療から自由診療まで、多角的な視点でがんと闘う患者さまをサポートしたいと考えております。

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